第757話 アマビエさん、目をしばたく
「最悪の予想なんだが、空箱と間違えて捨てたってことは?」
アマビコさんが遠慮した様子で言った。
「それはさすがにないと思いますけど。重さが全然違いますし」
「だよな。言ってみただけだ」
アマビコさんはあっさり自説を撤回した。
「となると、全ての棚を調べるしかありませんね」
「めんどくさいが、金のためだ。しゃあねえ」
ヨゲンノトリさんがため息をつく。
「アマビエ、お前も真面目にやれよ」
「んあー」
アマビエさんは書類とにらめっこしたからか、目をしばたきながら近くの棚を開け始めた。
【薬局あるある】
細かい棚卸し表で行を間違える。
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