第675話 【番外編】アマビエさん、意外と元気……?

「どこが腰でしたっけ」

「それはもう面白くないぞ」


 アマビエさんは俎上の鯉よろしく、びちびちと跳ねまくった。なんだ、結構元気じゃないか。


「ガクッ」


 あ、力尽きた。


「……呆れた。あなた、どうやってここが分かったの?」

「嗅覚で追ってきたか? しかし、それにしても風でだいぶ流されてるはずだが」


 アマビコさんとクタベさんが外に出てきた。確かに、そのことは僕も不思議に思っていた。


「社長が連絡をとってくれてな。ヤクザの妹とセンセイに聞いた」

「申し訳ございません」


 僕は二体の妖怪の前で土下座した。


「そうだ、あの二人も誘ったんだ」

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