第631話 アマビエさん、自信過剰
「主に薬品倉庫で品質管理をしたり、薬に関する説明に答えたりかな。こちらも、我々と会うことはあまりないね」
「その仕事も面白そうですよね。ちょっと興味あったんです」
僕が言うと、薬局長が笑った。
「機会があれば、卸さんに話を聞いてみれば? でも、急に辞めるって言うのはなしでね」
「そ、そんなことしませんよ」
昔の話だ。それに僕は、この薬局での生活がけっこう気に入っている。──アマビエさんが「我に会いたいんだな?」とか調子に乗るから、ここでは言わないけれど。
【薬局あるある】
退職三ヶ月前には、職場に連絡を。
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