第614話 アマビエさん、スクワット

 アマビエさんが死にかけの鳥みたいな声を出す。必死に逃れようとするが、ヨゲンノトリさんの位置取りは巧みだった。そのままスクワット(のようなもの)をさせられ、アマビエさんは薬局の中で汗をかいている。


 そうこうしているうちに、薬局長が戻ってきた。


「アマビエさんはどうしたの? 倒れて脂汗かいてるけど」

「ちょっとダイエット中です。ヨゲンノトリさんの指導つきで」

「……他になにか変わったことはなかったかい?」


 僕は、営業さんが来ていたことを話した。




【薬局あるある】

 休憩から帰ってきた後の引き継ぎはとても大事。

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