第578話 アマビエさん、いない午後
「検査キット、少し入荷しましたよ。どこに置きます?」
「ああ、目立つところの方がいいかな」
「入荷の張り紙しましょうか。隣の薬局は、大きく掲げてますし」
「そうだね。悪いけど頼めるかな、クタベさん」
「任せて」
僕が昼休憩から戻ってくると、他のメンバーは忙しく働いていた。
「あ、お帰り。ちょっとそっちを手伝ってもらえるかな」
「わかりました」
薬局長に言われて、僕は市販薬販売ブースに歩み寄った。そこで事務の子が、紙製のポップを組み立てている。
【薬局あるある】
いつのまにか、検査キットが主力商品に。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます