第556話 アマビエさん、清浄さを生む

「ならば我をここに置け。病原菌と言わず、塵でも埃でも余計なものは吸ってくれよう」

「なんですと」


 アマビエさんが自ら空気清浄機がわりになってくれるという。考えてみれば、これほど頼もしいことはなかった。


「ふむ……しかし、これは公共事業ですから、無許可なものを置いておくわけには」

「そ、それはそうですよね」


 急に市役所の人が正気を取り戻した。僕はちょっとがっかりしたが、それと同時にほっとする。


「許可をとっておきますね」

「容認する方向!?」



【薬局あるある】

 お役所が絡む場合は、ちゃんと許可をとっておくこと。

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