第550話 アマビエさん、地平に消える

「……ついてくる以前の問題だった……」


 アマビエさん、あの調子じゃまともに運動してないな。また社長に叱ってもらわないと。アマビコさんとジムに引っ張っていってもいい。


 そんなことを考えている間に、僕は区役所についた。この前建て替えが終わったところなので、新しくてとても綺麗な建物である。駐輪場は、自転車でほぼ一杯になっていた。


「今日は多いかな、患者さん……」


 少し心配しながら、庁舎に入る。トイレを済ませて入念に手を洗い、検温とアルコール消毒を済ませて会場に入った。



【薬局あるある】

 自転車を本気で漕ぐと結構速い。

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