第545話 アマビエさん、バトる

「やけに厳重に記録するな」

「馬鹿ね。あなたと違って真面目なのよ、彼は」

「お? やるか? やるか?」


 アマビエさんとクタベさんがバチバチし始め、アマビコさんがしょうがなさそうな顔で止めに入る。


 アマビコさんもアマビエさんに恨みはあるだろうに、かわいそうにすっかり仲裁役になってしまった。──クタベさん、アマビコさんの言うことなら割と聞いてくれるから。


「……で、実際のとこどうなんだ。厳重に記録するのは、何か意味があるのか」


 アマビコさんが汗をぬぐいながら話しかけてきた。



【薬局あるある】

 喧嘩はなだめ役が誰かが重要。

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