第500話 【番外編】アマビエさん、楽しみまくる

 僕たちはそれから、島のあらゆるところを走り回り、遊びまくった。よくも一つのゲームでこんなに色々できるものだ、と感心するくらいよく作りこんである。


 ふと気付いて時計を見た時には、夜の九時を回っていた。


「おっと、僕はそろそろ帰らなきゃ。君たちはどうする?」


 薬局長が真っ先に腰をあげた。僕と事務の子も続く。


「あたしは泊まってっていい?」

「いいよー。ゲー廃になるまでやろうぜえ」


 妹は、センセイの隣にがっちり座った。あまり迷惑をかけるなよ、と僕は後ろから声をかける。


「ほら、帰るわよ」

「うむー」

「お、重い!!」

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