第486話 【番外編】アマビエさん、襲われる

 僕は思わず、声をあげた。アマビエさん、「あいつ」の存在は知らないんだろうな……。


「ん? なんだ、どうなってる」


 アマビエさんのキャラの回りに、黒い霧がたちこめた。キャラがそれを払おうとして、しきりに身をよじっている。


「あちゃー、出ちゃいましたか。パンダ虫」

「パンダ虫?」


 センセイも状況に気付いて、苦笑いをしている。


「木の中に潜んでいて、攻撃すると出てくるんですよ。タイミング良く網を振れば、捕まえられるんですけど」

「失敗すると襲われるわけね。他に害はないの?」

「別に能力が低下したりはしませんよ。でも……」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る