第481話 【番外編】アマビエさん、レアを見る
「じゃ、獲物を見せ合いましょう。一番いい、と思ったやつを手に持ってください」
僕たちは一列に並んで、じゃーん!という効果音とともに魚を差し出した。
「あ」
「え」
「……どうしたの?」
「二人とも何やってるの。口、開けっ放しよ?」
クタベさんが呆れているが、僕らは本気で驚愕していた。
「水棲」
「ユニコーン……?」
ユニコーンはこのゲームでは「陸の生き物」扱いになる。それ自体は珍しくないが、ごくごく稀に水のたてがみを持つ個体が釣れることがある。その確率があまりに低いため、一時は「ガセではないか」と言われたほどだ。
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