第469話 【番外編】アマビエさん、背後から見張る

「はいはい、後ろから見てましょ」

「薬局長に無礼な真似は許さんからな」

「……善処します」


 アマビエさんは僕の背中をしきりにつっつく。僕はこみあげてくるくすぐったさをこらえながら、殊勝な返事をした。


 各小島から集まったキャラが、本島の広場に集合した。僕のキャラクターである人形の男子が、一番先に姿を現す。


「ようこそようこそ」


 青い肌に、顔半分が目のような宇宙人が出迎えてくれる。背の高さは人型の半分程度。これがセンセイのキャラだ。


「あ、そういえば……」


 クタベさんのキャラメイキングを見ていなかったことを思い出す。

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