第466話 【番外編】アマビエさん、ごちそうさま

 平たい麺にあっさり味の出汁がからんで、こちらもとても美味しい。上にのっている鶏肉のほぐしは低カロリーのささみで、栄養バランスもばっちりだ。


「シメにぴったりだなあ。するっと食べられて後に残らない」


 薬局長は真っ先にフォーを平らげていた。


「そろそろ油ものがきつくなってきたよ」

「そうなんですか?」

「君たちもいつかわかるよ。唐揚げを二個食べて、『もういいや』って思う感覚が」

「怖いですねえ」


 やや薬局長が遠い目になってしまったものの、僕たちはありがたく、料理人が作り上げた料理を堪能させてもらった。


「ごちそうさまー」

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