第462話 【番外編】アマビエさん、ものがわかる

「さっきの『ナマハルマキ』とやらに少し似ているぞ」

「そうですよ、あの皮もこの麺も、原材料はお米ですから」

「ほうほう、ようこそアマビエの元へ」


 アマビエさん、正解してほくほくしていた。透明なスープにたゆたう麺に、丁寧に頭を下げている。


「カレーもできましたよ」


 中央にご飯が盛り付けられ、その回りにカレーの入った小さな皿が並んでいる。ルーは茶色というより赤色に近く、その中に大きく切られた野菜と魚が入っていた。


 全員に皿がいきわたったところで、食事再開となる。


「このカレー、すごくさらさらしてるね。スープカレーみたい」


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