第445話 【番外編】アマビエさん、よだれ
薬局長が目を細めた。食欲をそそる香ばしい匂いが、皿から漂ってくる。アマビエさんがずるっとよだれをぬぐった。
「最後はベトナムから、鶏肉のフォー。インドから、野菜と鯖のカレーです。みなさん、センセイに感謝していただきましょう」
「わーい!」
「いただきまーす!!」
欠食していたかのごとく、僕たちは総菜に箸を延ばした。まずは春巻き。もちもちとした白い皮の中に、海老と葉野菜がたっぷり詰め込まれている。甘辛い味噌ダレにつけて食べると、おいしさが一層際立った。
「このタレ美味しいなー」
「野菜餃子につけてもいけそうだよね」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます