第425話 【番外編】アマビエさん、フリーな魂

「この世界が我を拒む」

「そういう仕様なんです、諦めてください」


 アマビエさんの魂にお答えできるとなると、ネットゲームだが……それを勧めてハマられても嫌なので、僕は黙っていた。


「仕方無い、遊んでやるか」


 アマビエさんはひょこひょこと矢印についていく。すると、明らかに周りより茶色が濃い土地があった。


『さあ、花をこの土地に植えてみよう!』


 アマビエさんがボタンを押すと、花が地面に植えられる。すると、一輪だけあった花が九つに増えた。


「おお!」

「華やかになりましたねえ。こうやって、花や自然を増やすんですよ」

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