第392話 アマビエさん、環境破壊に怒る

「追いつかないですよ、手回しだけじゃ」

「じゃあ、どうしているのだ」

「あの段ボールに詰めて」

「貴様か、海に不要品を片っ端から捨てる不遜の輩は!!」

「い、痛い痛い。違いますよ!」


 誤解から、僕はアマビエさんにぽかぽかと殴られる羽目になった。


「専門の業者さんに引き取ってもらってるんですよ。お金を払ってね」


 薬局長が、笑いながらフォローに入る。


「その業者が廃棄しているのか?」

「いいえ。特殊な液で溶解処分しています」

「妖怪処分!?」


 アマビエさん、また誤解をしている。



【薬局あるある】不要品を勝手に捨てちゃだめですよ。

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