第390話 アマビエさん、おののく
「撃ち損じ? 始末?」
「あ、違う漢字を思い浮かべてますね」
僕はあわてて訂正に入った。
「コンピュータを使うので、どうしても数字や名前を間違えて入れてしまうことがあるでしょう」
「人間は誤るものである」
「それをそのまま渡すわけにはいかないので、ゴミになります」
「いたしかたなし」
「使える部分──個人の名前が入っていないところはああやって裏紙にしますが、駄目なところは外に分からないように捨てます。これが始末です」
「なんだ」
アマビエさんはあからさまにほっとしていた。
【薬局あるある】個人情報は、外に漏れないように管理。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます