第264話 アマビエさん、勝利の茶を飲む
「……元気出してください、クタベさん」
「妖怪漫画の大家が描いてくれたこれとか、格好いいですよ」
クタベさんは、完全に意気消沈していた。僕たちが励ましても、「あれは化けるのに失敗した黒歴史なのに」とぶちぶちつぶやいている。
「元気出してもらえないですかねえ」
事務の子がため息をついた。
「正体がなんだろうが、経験者に匹敵するスキルの持ち主ですよ。うちに欲しいです」
「確かに」
そこまで期待していなかったのに、逸材だった。確かに社長の言う通り、心配するだけ損だったのだ。
【薬局あるある】動いていれば、結局なんとかなる。
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