第226話 アマビエさん、人選ミス?

『お詫びといっちゃなんだけど、うちが持ってる求人サイトの掲載料は安くしとくよ』


 社長は、いくつかのサイトの名前をあげた。


『知り合い価格だから』

『ありがとうございます』

『それとね、応募が来た時の選び方なんだけど』

『はい』


 役に立つ言葉がくるに違いない。面接の時に備えて、覚えておこうと僕は意気込んだ。


『サイコロで決めな』

『は?』

『ああ、薬局にサイコロはないか。だったらクジでいいや』


 ますます何を言っているか分からなくなった。この人、本当にアマビエさんの保護者だろうか。


【薬局あるある】求人媒体は、会社によって様々。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る