第223話 アマビエさん、探し始める
「ぼ、僕もですか?」
「うん。一緒に働くんだから、君の意見も聞かないと。一番重視するのは、事務さんの考えだけど」
「わかりました」
そうは答えてみたものの、自分の意見が人の生活を左右すると思うと落ち着かない。僕はそわそわしたまま、家路についた。
「ん……」
SNSに通知がきている。
「げっ」
僕はそれを見て、背筋が凍った。
『メッセージ送りたいから、フォローしたよ。返してもらえると助かります』
社長からだった。おそるおそる、彼のページに飛んでみる。
【薬局あるある】立場が上がる時は、妙に落ち着かない気分になる。
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