第167話 【番外編】アマビエさん、お出かけする
「温泉、とやらに行きたい」
アマビエさんが真顔でそう言うので、みんなで出かけることにした。僕、それに都合がついた妹とセンセイが駅前に集う。
「お待たせしましたあ」
事務の子が電車から降りてきて、大きく手を振る。
「すんなり終わったんだね。よかった」
「ですです。もし長引いたら、先に行ってもらおうと思ってました」
僕は休みだったが、彼女は午前中出勤である。お疲れ様の意味をこめて、ジュースをおごった。
「薬局長はやっぱりダメか」
「家族サービスの邪魔しちゃ悪いですしね」
今日は材料を買いこんで、家族で料理大会だそうだ。
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