第166話 アマビエさん、教えてもらう

「さて、患者さんが来だす時間ですから残りの答えも言います。混ぜると具合が悪い薬がありまして」


 他の薬を溶けにくくしたり、効果を減らす組み合わせがある。その場合は別に溶かす、と薬局長は言った。


「なるほど」

「分かった」


 両雄、満足した様子だ。


「帰るぞ」

「指図は受けん」

「なんだと。ラーメン早食いで勝負するか」

「受けて立つ」


 人外たちは、肩をいからせながら帰っていった。


「あれは、仲良しなんですね」

「うん。本人たちは認めないけど」


 僕たちは顔を見合わせて、苦笑いした。


【薬局あるある】クイズ大会は、暇な時間にやりましょう。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る