汚れにも理由があります。

第1話

汚れ 「汚れにも理由があります。」(絵本)

しょうくんのお家には汚れがたくさんあります。「でも、汚れがあるのはどうしてなんだろう?」しょうくんは思いました。そこで!!しょうくんは汚れ達にインタビューすることにしました！

「ねぇねぇーホコリさん?どうしてお家にいるのか教えて?」

「それはね、僕たちはいろんなものの集まりなんだ。布くんや静電気君のおかげで僕たちが生まれてこれるんだよ。」「へぇーそうなんだー!教えてくれてありがとう!」

「ねぇねぇーお皿についてるソースさん?どうしてお家にいるのか教えて?」

「僕達はメインの料理がいなくなっちゃったらただの汚れさ。さっきまでは美味しく食べて貰ったのにステーキくんがいなくなったら洗剤とスポンジが僕達の事を洗い流すのさ...。消えてなくなっちゃうんだ。」「そっか...。お皿についているソースさんはとっても悲しいんだね。教えてくれてありがとう！」

「ねぇねぇーTシャツの汚れさん?どうしてお家にいるのか教えて?」「僕達はね!!君が公園でいっぱい遊んだ時の汚れや君が一生懸命ご飯を食べてる時についた汚れなんだよ。いわゆる、君の成長の証なんだよー!!だから本当は大切にとっておくべきだと思うんだ!!でも...それを洗濯が邪魔して汚れを落とそうとするんだ...。せっかくの思い出なのに....はぁー。」「えーそれは寂しいね。僕もTシャツの汚れさんがいなくなっちゃうのはやだなぁー。教えてくれてありがとう！」

「ねぇねぇーガスコンロの汚れさん?どうしてお家にいるのか教えて?」「ふん!俺はな?ガスコンロの事が好きなんだ!!それなのに色々な手を使って離そうとしやがって!!だから、ギトギトにして離れないようにしたのさ!!」「なんかお邪魔してごめんね。お幸せに!!教えてくれてありがとう！」

汚れ達「ねぇねぇ、しょうくん。僕達みんなに言いたい事があるんだ!」

しょう「ん?なに?」

"僕達はもっとみんなに知って欲しいんだ!僕達がなぜいるのかを...!そして僕達の事を好きになって欲しい!!"

「そうだね!!僕も色々な汚れさん達の事知れてとっても好きになったよ！今日はいっぱい教えてくれてありがとう！」

「しょうくーん!!なにやってるの?お掃除するからそこどきなさーい!」

しょう&汚れ「エッーーーっっ!!!!やだよーー!!!」