35日目 アゲハの生徒会入門編1 出直してこい!

加賀美とナズナはズボン部を見に行くことに。部室はないので、今は特別棟の3階階段で過ごしているそうだ。部員は4人だという。加賀美とナズナはそこに向かった。


〈薺〉ねえー?本当に階段にいるの?


〈加賀美〉でも会長が階段にいるって...


と、階段を登ると話声が聞こえた。


〈加賀美〉もしかして、あれかな?


〈薺〉かな?


〈ズボン部1〉@@$$$※※?!?!?apWxjsm


〈加賀美〉なに!?なにをいってるの?早口過ぎてわからない!?


〈ズボン部2〉ん?君たちは?


〈加賀美〉あ、生徒会長にこの部活をみてこいって言われて


〈ズボン部1〉そうか、きたまえ!教えてやる!


〈ズボン部3〉まず、ここはズボンをはいて楽しむ部活だ。みてろ


と、ズボンを学生ズボンの上からジャージズボンをはいた。


〈ナズナ〉え!?なに?


〈加賀美〉うわあ


〈ズボン部4〉そして!


と、今度はそのズボンを脱いで匂いを嗅いでいた。


〈ズボン部1〉どうだ!あれ?


加賀美とナズナはすでにいなかった。


特別棟1階にて


〈ナズナ〉変態のあつまりね


〈加賀美〉そうね、あれはだめね


〈加賀美〉気持ち悪い、これでは部活として認められない。ごめん!ちょっと生徒会よってくね!


〈ナズナ〉うん!わかった!気をつけてね!また、あした!


〈加賀美〉ありがとう!


加賀美は生徒会にむかった。


〈加賀美〉失礼します!


〈柄本会長〉ん?ああ、加賀美か、どうした?


〈加賀美〉さっき、ズボン部を見てきました


〈柄本会長〉どうだった?


〈加賀美〉だめだと思いました。話す時は早口でなにいってるのかわからないし。ズボンをズボンの上に履いて、さらにそれを脱いで匂いを嗅いでいました。

そして、気持ち悪いです。無理だと思い、諦めました。この部活の申請はできません


〈柄本会長〉それだけか?


柄本会長は獲物を狙うかのように睨んでいた。


〈加賀美〉え!?


加賀美は少し後退りした。


〈柄本会長〉いいか、加賀美。俺らが、なんで部活の最終決定を学校側から任されているか、わかるか?


〈加賀美〉わけりません


〈柄本会長〉そうか。ならもう一度、ズボン部に行ってこい!自分で考えろ!その答えがでたらもう一度ここにこい!出直してこい!


柄本会長は立ち上がり、叫んだ。


〈加賀美〉うっ!わ、わかりました


加賀美は落ち込んみ、生徒会室を出た。


〈芽果〉厳しいのね


〈柄本会長〉そうか?俺ら生徒会は常に生徒を軽々しくみてはいけない。とくに会計係となるとその部活や色々な面での責任が任される。行動もせずに見ただけで無理です。では務まらない


〈芽果〉あら?最近、のね。もしかして、あの事が原因かな?


〈柄本会長〉うるせえ


柄本会長は加賀美のために言ったことだった。


一方、加賀美はより燃えていた。


ー 35 アゲハの生徒会入門編1 出直してこい!ー おわり

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