第2話日常
父に髪の毛を整えてもらい、おもちゃをもらう。それを母親が使わせないように、押し入れにいれる。
ご飯も父親がいないと、食べれない。
両親共に、夜になると家からいなくなる。まだ弟の記憶がない。
おばあちゃんが、夜に家にやってきてお風呂に入れてくれたり、夜食や、直ぐに食べれる物を教えてもらって、これが空腹お化けから救ってくれました。
一番美味しかったのは、ご飯の上にバターを乗せて醤油をかける事です。
子供でも出来る事です。お金には困っていませんが、愛情を感じた事はなく、物が愛情でした。溢れる程のおもちゃがあっても満たされない。その中でも父だけが人間の扱いをしてもらいました。昼間は工場で夜は屋台。
お客さんが座って食べるタイプです。凄く美味しかったです。
ただ夜中になると、母親と父の喧嘩が日常的に。疑問に思う事も無かった。
ただ、一回怖かったの母親が包丁を取り出して、父が母親を思いっきり蹴って、倒れた事です。その時の、恐怖は忘れません。
救急車がきて、運ばれて行きました。
次の日には帰ってきました。
あぁそう。
それ以外には、特になにも感じなかった。
弟の記憶が、まだありません。
何故か分かりません。
常に母親と戦っていました。
そんな気がします。
何回も裸にされ、家の外に出されました。
その度に、靴を捨てました。
親ってなんだろう?
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