天使と悪魔
おかゆ
比較
可愛い人綺麗な人かっこいい人。
スタイルが良い、頭がいい、金持ち、
友達が多い、恋人、結婚、仕事。
ものさしになりそうなあれこれが、
沢山あって人は無意識の中で順位をつける。
つい比べて一喜一憂してしまうのは、それは
自分に対する冒涜だ。自分に対しての礼儀がない。
上には上がいることは、素直に受け止めて学ぶしかない。
下には下がいたとしても、それでも学べるところはある。
何が上で何が下であろうか。下が上で上が下であろうか。
その上とは、はて、なんだったかな。
規律を守ることに厳格で怖いあの人は、
幼い頃に人につかれた嘘によって
心を痛めたことのある、
慈悲深い人なのかもしれない。
差別をせずに誰にでも分け隔てなく接する
あの人は、そんなに裕福な生まれでは
なかったかもしれない。
それゆえ頭を使わなければ生きにくく、
心を強く保たなければ拠り所がないような
かつて無力だった努力家かもしれない。
人より美しいあの人は、たゆまぬ努力の賜物だ。
比較とは、近いと思ってるから起きるのだ。
相手と自分は、同じ場所にいて近い存在で
活躍している舞台が近いと思っている。
人の嫉妬は、大体は自分の欲しいものを
持っている相手に対してだ。
そして、その感情は自分のもので、
走るための燃料。
汽車の、あの炭を投げいれるとピーッと
けむりを出して速度を上げて、
さらに速く走るような感じで、
感情はちゃんと使い道を知れば
走るための道具になる。
あとは、向かうべき道へと走っていけばいい。
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