魔法男子は、最強の神様に愛されてチートの力を手に入れた件について

ミントグリーン

プロローグ


僕が産まれる前の出来事

僕が産まれるずーっと昔の話 35年前のこと 日本の各地で60代以下の女性が異能の力に目覚めるという事件が起きた。

日本政府は、異能の力を魔法 異能の力に目覚めた女性をマギサズと呼称した。

そのマギサズの中からネコ耳やうさ耳などが生えるものやエルフのような見た目をした不思議な子供が同時に産まれるようになった。


マギサズのことを科学や医学など様々な学術的調査を行ったものの原因究明には至らず、6年の歳月が流れたある日、地面から突然、|特定災害異世界生物群(ディザスターハザードクリーチャーズ) 通称 ディザード呼ばれるモンスターがアメリカなどの核保有国を中心に80カ国同時に現れた事で、パニックが起こり、瞬く間に国が蹂躙されてしまった。


もちろん、手をこまねいて見てた訳ではなく、通常兵器やミサイルなどを駆使して対抗したが、一部のディザード以外は全く歯が立たず、大量破壊兵器の使用などを検討する国も多少なりとも増えていった。

日本国内でも東内閣主導の下、核兵器の開発、使用などが検討されるが、連立与党の自由共和党や民主党、野党の自由民主主義党などや国民、有識者からの反対の声もあり、自衛隊に対ディザード部隊の編成とディザード対策庁の設置などの政策がとられた。


各国の連合軍による大量破壊兵器を使用した大規模な作戦が行われ、一時的ではあるがディザードの進行を遅らせることに成功するなど一定の評価は得られたものの、ディザードに対して落とした大量破壊兵器の爆風により都市が壊滅 世界総人口の約90億人の3/2以上である約75億人と中国大陸、台湾、東南アジア諸国を含む地域が消失。

大量破壊兵器の使用による損害は計り知れず、ディザードに大陸の支配権を渡す結果となってしまった。


人類の度重なる失策により、日本と日本海上に存在する島々を除くほぼ全ての国が壊滅状態な上、ごく限られた場所のみが安全地帯になってしまい、世界統一政府と日本政府、アラスカ州政府は統合 更屋敷財閥とDROの主導の下で八名島自治政府が樹立することとなる。


日本本土にいた国民の約8割(1億2000万人)が八名島に移住し、約2割(3000万人)が日本本土に残って暮らしている。

また、世界中の生存者 約15億人の内、約4割の6億人が八名島と8000もの島々に住んでいる。

残りの9億人は、オーストラリア、日本、アラスカ、ロシアのシベリアなどにいる。


シベリアはロシア唯一の安全地帯であり、ディザード絶対防衛ラインでもある。

その3年後、幼小中高大の特別一貫校でマギサズ専用教育機関でもある更屋敷ナデシコ魔法学園と普通の男女共学の特別一貫校である更屋敷八名学院が設立された。

そして、世界各国にいるはずの生存者の救出と使えそうな物資の確保、マギサズの保護などを目的とした特別偵察師団が編成されたが、普通の人が救出されることは稀でほとんどがマギサズであった。


そんな過酷な世界に身を置かれた未成年の子供達も働く世の中になってから30年の年月が経った今でも、ディザードは人類の脅威であった。

それは、更屋敷ナデシコ魔法学園の中高の生徒会役員と大学生徒総会役員、実力が認められた生徒から構成されるDCUが存在するからである。


さて、この物語では残酷な表現や少しエロい表現などがあります。苦手な方は、飛ばしてみたりほのぼのとしたシーンを見たりして下さい。

では、長々としたプロローグを終えて次は本編へ


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