オレンジ封筒届く

忘れた頃にやってきた。オレンジのなにやらでっかい封筒。


本当にドナーに選ばれちゃったよー!

現段階では、まだ候補。らしいけど。


あなたが選ばれました!


ハイハイやるやる~!!さあ骨髄どうぞ~


気分はそんな感じですが、んな訳はない。

越えなきゃいけない関門は多いのです。


ドナーに選ばれました通知には

あきらかに不適合になってないか?の問診表も入ってます。


登録した時には適合してたけど、その後大病してたり、現在妊娠中や出産後一年以内だったり。とか

本当はドナー登録抹消を申請しましょうね。って話だけど…まぁそんなこと忘れちゃうよね。


至って変わりない私は提供やるでやるで!という気持ちで書類ゴリゴリ

一次検査を行う病院もリストから選ぶ。

東京都内の大病院がずらずらと。

会社から近い所にして、さっと返信ポストIN

普段の私のメールの返信具合や年賀状の返し具合を知る人皆驚愕の速さ。

野次馬根性はまさに馬力が出る。普段もちゃんとやれ。


骨髄バンクの私担当になった方から電話でのファーストコンタクト。超丁寧

資本金4000億級大企業執行役員秘書レベル。

対応にへそ曲げて提供しないなどと言い出すやつもいるだろうし、そうなると患者死ぬかもだし大変なお仕事。

物見遊山ドナーとしてはきちんと真摯に対応しますよ。


そしていよいよ第一関門。一次検査。

場所は横浜の病院。横浜です。

私都内在住。どっから出てきた?横浜。


常に時間と戦う大病院の血液内科の先生

…出張だらけで、なかなかシビアな日程申告の私

合わないですよねー。

だって来月でとかなら調整できるけど

来週検査お願いしたい!と言われても出張アサイン済でして。


そんなこんな新幹線で東京に戻ってくる日に新横浜途中下車で向かうと丁度いい時間帯に空いてる先生がいらした病院になりました。調整大変お手数かけますすすす。


検査の内容はドナー候補に選んだけど、こいつの血ホントに行けるのか?及び、候補の中で誰が一番良さそうかチェック

バンクの担当者さんも横浜まで来てくれます。

はじめまして。


ドナーになるには各機関お墨付きの健康体が必須

且つ、血を抜けるだけ抜ける人材ならなお良し。


検査は医者との面談付きで血を抜かれます。

献血なんか目じゃない程の検査項目てんこ盛り。


体重も測ります。

患者の必要骨髄量をまるっとあげられればいいけれど

ドナー側の提供可能限度量も決まっていて、

血液中のヘモグロビン濃度&体重依存。

濃度が濃ければ濃いほど、体重はあればあるほど骨髄がとれる。


そう、血液が健康なデブは諸手を挙げてウェルカム。

いや~肥えてた甲斐がある。

むしろこのために肥えてた。予知予知。


検査結果はオールクリア

B型肝炎C型肝炎梅毒HIVなどの感染症も検査してくれます

若干不安だったヘモグロビン値もクリア!


この検査の結果を以て、患者側の主治医がドナーを選定します。


私の血は選ばれるのか。こっちの血ぃは甘いぞ~。


平日休み1回目終了。

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