サキュバス💛アプリ!!~こんな事ってありえるの~

一ノ瀬 彩音

第1話 アプリ起動



私は今、自宅に居まして、そして自室に居るのですけれど

特にこれといってする事がないのでテーブルの上にある

スマホを手に取るとスマホを起動させるのです。


スマホの画面にはSNSアプリやセキュリティアプリ、その他が

あるのですけれど、その中にはサキュバスアプリがあるのです。


お暇な私はサキュバスアプリを起動させるとタイトル画面になって

私はスタートボタンを押すといきなりスマホが輝き出して何かが起こるのです。


そうして光が消えると私はなぜか自室には居るのですけれど、私の目の前には

見知らぬ者がいるのでした。


「貴方は誰?」


見知らぬ者が私に気が付くと返答してくれるのです。


「私はアイシル・ミミです」


「アイシル・ミミ?」


「はい」


見知らぬ者の名前はアイシル・ミミという…………。


「貴方のお名前は?」


「私のお名前は霧島早苗キリシマサナエ


「早苗は何かしているのですか?」


「何かしているというのは?」


「お仕事です」


「ごく普通なOLです」


「そうですか」


アイシル・ミミとお話しているのですけれど、悪い子には見えませんが

人間にも見えません。


どうして人間に見えないかと言いますと、尻尾みたいのがあるし、

後は頭には角みたいなのがあるので不思議です。


「アイシル・ミミは人間?」


「私はサキュバスです」


「えっ? サキュバス?」


「はい」


この子はサキュバスだそうです。


サキュバスってあのサキュバスなのかなって私は心の中で思います。


「早苗」


「何?」


「私とキスして欲しいです」


「キス?」


「はい」


「お断りします」


「お願いします、キスして下さい」


「わかったわ」


私はアイシル・ミミに近づくとアイシル・ミミは私の唇にキスしてくるのです。


「これで契約完了です」


「契約完了?」


「はい」


そうしていると私の手の甲に紋章みたいなのが浮かび上がってるのですけれど、

擦っても消える事はありません。


「この紋章は何?」


「それは恋人の証です」


「恋人の証?」


「はい」


「私とアイシル・ミミが恋人?」


「はい」


本当に悲惨と言いますか、困ると言うか、してやられた感があるのですけど、

私とアイシル・ミミは恋人になってしまったのです。


私自身は恋愛するのは初めてな経験なのでどうしようかなって感じですけれど、

恋人同士になったからには頑張るしかありません。


「私の事はアイシルと呼んで下さい」


「うん」


「それじゃあ私の事は早苗って呼んでね」


「はい」


「敬語はやめてね」


「うん」


こうして私とサキュバスであるアイシルは恋人になるのでした。

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