連休三日目

 働きたくない。


 自粛期間が延びたと言え、私には関係がない。仕事はある。息抜きの場はない。とはいえ、休み明けから営業再開する話も耳にする。一体全体どうなっているのだろう。何一つ確かなことが分からない。分からないというのは不安である。例えば営業停止中の店にしたって、もう絶対に開けるな、と言われれば店を閉めるだろう。しかし、開けていいのか、いけないのか。補償があるのか、ないのか。そういうどっちつかずの状況だと、人はかえって不安になってしまう。結局のところ、こういう状況に対する体制が整っていないのである。一つ気休めを言うなら、今回の件がモデルケースとなり、「次回は」もう少しマシな対応になる、かもしれない。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る