第4話
1月のある日、席替えがあった。
僕は、始めてKさんと同じ班になった。いつもなら嬉しいのに、今回は居心地が悪かった。それは、向こうも同じだった。その日のうちに、KさんからLINEがきた。「LINEと日常生活で全く逆の態度をとったり、学校で私を避けたりするのは、気持ち悪いとさえ思えます。今後やめていただけると嬉しいです。」ぼくは、悲しかった。でも、それ以上に悔しかった。初恋の人を苦しませてしまった。そのことが。僕は、「気を付けます」とだけ返事をした。
そして、卒業式が来た。僕とKさんは、一度も目が合わなかった。
僕の醜い失恋の話 @nyanmf
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