生配信6 爆破!
「どうも、今日もゲーム配信! 配信者はお馴染みTakiチャンネルの滝です」
『昼配信2回目』
『こんちゃー』
『こんにちは』
『2回目おめでとう』
昼配信2回目を祝ってくれる言葉と挨拶の言葉でコメント欄が埋まる。
「無事に遅れることなく昼配信が出来ました。リスナー様達のおかげです」
『頭が高いぞ!』
『ひれ伏せ、ゴミムシ目』
『頭に乗るでないぞ!』
「はい、今調子乗って書き込んだやつはブロック対象です。挽回の余地を与えよう。褒め称えなさい!」
なんて茶番を続けていると時間だけが過ぎるので、ゲーム配信をやっていく。
「じゃあ、今日はTwitterで言った通り、『マイクラ』をやって行こうと思います。サーバーはもう作ってあるので、配信に参加してくれるリスナーさん達は今から出すサーバーのパスワードを入力して入ってきてください」
今からやる『マイクラ』ーー『マインクラフト』というゲームは簡単に言ってしまえば、サバイバルゲームだ。木を切り、土を掘り、手に入れた素材で家や建物を建築したり、また素材で剣を作って冒険なんかも出来る。
サバイバルゲームなので、死ぬ要素も出てくる。食事を取らなかったら餓死し、水の中に長時間潜っていたら溺死。高いところから飛び降りたら死ぬし、敵に殺されることもある。
やり込み要素たっぷりのゲームなのだ。
『打ち込み待ち』
『参加したいいいいいい!』
『アップ、はよ』
参加してくれそうなリスナーさん達がコメントを送ってきてくれる。
待たせるのも悪いし、画面に出すか。
「はいはい、今から出します。平等のするため、カウントダウンで出しますよ!」
そう言っている間に、先にサーバーに入っとく。
「じゃあ、カウントダウン始めます。3・2・1・0。どーん」
サーバーパスワードを画面に表示する。多分、リスナーさん達にも見えているだろう。
「ちなみに、フレンド申請を送ってこないでくださいね?」
続々とサーバー内に人が入ってくる。20、21、27、30人。
これで終わりかな。
「はい、30人集まりました!」
ものの数秒で30人のリスナーさん達が入ってきてくれる。
『くそ、入れんかった』
『あー、入れなかった』
『入った!』
『やったあああああああ!』
今の視聴者率は8000人と夜の配信より人の集まりが良い。その中の30人が配信参加できたと考えれば、その30人は運とタイピングが良いのだろう。
「参加できなかった人は申し訳ないのですが、夜配信の方で参加お願いします。今、参加している人は、この昼配信よろしくお願いします。それと、夜配信の方はご遠慮ください」
『夜配信もマイクラか』
『夜配信に賭ける』
『はーい。夜は観る側に回ります』
聞き分けの良いリスナーさんもいるようだ。万が一のために、昼配信に参加してくれているリスナーさん達の名前を控えておく。
じゃあ、配信に戻る。
「はい、では配信に参加しているリスナーさん達30名に配信参加上のルールについて説明していきます。ルールその1、人を勝手に殺さないこと。作為的に殺した場合、また誤って殺してしまった場合は、サーバー主権限で退場してもらいます」
これは俺の配信内で喧嘩をしてもらわないためだ。
「その2、この配信上で個人情報を聞かないこと。その3、人の嫌がることをしないように。その4、自分の意思はチャットでちゃんと呟くこと。これがルールです」
もし、この配信上で問題を起こせば、この昼配信をやめ、夜配信の内容を変える予定だ。極力、考えた企画は途中で中断したくないので、念を押しとく。
「このサーバー上で問題を起こせば、昼配信を中断します。楽しくゲーム配信をしていきましょう」
俺の言っていることを理解してくれたようで、マイクラのチャット欄に『了解』の2文字が並ぶ。
よし、それじゃあ、この配信の内容を説明して行こう。
「はい、参加してるリスナー、見ているリスナーさんにこの配信の内容を説明していきます。今日はね、この30人と俺でそれぞれ家を作って行こうと思います。1人1家ということね」
説明している間に、サバイバルモードからクリエイティブモードに変更する。
サバイバルモードは冒険特化の死亡ありモード。クリエイティブモードは建築特化の死亡なしモードだ。
「今はクリエイティブモードにしてますが、後でサバイバルモードに変えます。それで、家を1人1つ作ってもらいますが、制限時間を設けます。配信上の理由で、2時間。2時間後、今視聴しているリスナーさんに評価をつけてもらい、評価は優、可、不可の3つでお願いします」
『こっちも参加できるのか!』
『優・可・不可ね』
『全員不可にしてやろww』
これは視聴者参加型配信。見てる側も参加しなくては面白くないだろう。
視聴者側に評価基準を教えていく。
「評価基準は、住みたいか、住みたくないか。美しいか、美しくないか。それだけです」
『了解!』
『理解!』
基準は簡単の方が、評価がつけやすい。なので、この評価基準でいいのだ。
次に参加しているリスナーさんに伝えることがあるので、伝えていく。
「家なんですけど、個性的な家を作ってもらいたいです。城とか、地下が家とか。まあ、時間制限があるので、できる範囲で。もし、制限時間内に家を作ることが出来なかったら、また評価が不可だった場合、その家を爆破していきます」
チャット内で、『爆破w』『2時間は少ないな笑』『考えて、時間見ながら作らなくては』と何人かが喋っている。
そうですよ、爆破していきますよ。このマイクラにはTNTがあるので、それで爆破をしていきますからね。まあ、もちろん、
「俺も例外ではありません。この30人と同じように評価してくださいね」
『了解』
『爆破予告送っとくわw』
『爆破決定だな笑』
まだ始まって無いのに、もう不可の評価をつけられたのだが。
まあ、致し方ないか。配信者はそんなもんだ。
「じゃあ、質問がなければ始めたいのだが。………ないようなので、今から2時間。じゃあ、開始!」
開始の合図で30人が散っていく。建設地を探して。
スマホのタイマーを2時間後にセット。タイマーが鳴るのは、15時13分。
さて、では俺も動くとしよう。今俺がいる場所が俺の建設地になる。
「どんな家にしようか? どんなのがいい?」
『城!』
『シェルターみたいなの』
『秘密基地っぽく』
リスナーに聞き、どんな家を作るか決める。返ってきたコメントの多くは到底、俺の技術では建てられない代物ばかりだった。だがその中で1つできそうなものがある。
「城やシェルター、秘密基地は出来そうもないけど、普通の家は建てられそう」
返ってきたコメントの中に『普通の家なら建てられそう』とあったので、考えてみる。
『まあ、個性的ではないが』
『普通か』
『やっぱり不可だな』
まあ、確かに個性的ではないな。分かりました、分かりましたよ!
「じゃあ、外装は普通の家。内装は地下を作って『平凡』『不可』最後まで話を聞いてからコメント送って!」
もういいです。この人達のコメントは見ません。
話は別の方向へ持って行こう。
作業に入り、家を建てていく。3階建ての家、地下2階にするつもりだ。もちろん、木造で。
木材のブロックを積んでいき、リスナーさんに向けて話をする。
「今は1人1家を作ってるじゃない? 夜配信はちょっと変わって、30人で1つの建物を作って行こうと思うんだけど、どう思う?」
具体的に何を作るか決めてないため、そこから考えなくてはならない。ちょっとリスナーさん達にアドバイスをもらう。
『難しいね』
『大きい建物建てちゃう?』
『手分けしてやる感じ?』
「簡単ではないけど、やりがいはあるじゃん。難しい方が。手分けして、何か建てたいとは思う。建物じゃなくても良いけど、大きい物を建てたい」
俺の願望を述べていく。
『まあ、難しい方が面白さはあるね』
『難しい方が動画の尺的にはいいかも』
『何がいいんだろう』
リスナーさん達のコメントを見ながら、少しずつ家を建てていく。こじんまりした家を作る予定なので、1時間半あれば俺の建物は建てられそう。
『うーん。滝を作るとか?』
『いやー建物はむずいな。時間的に』
『滝いいじゃん!』
面白そうなコメントがあるので拾っとく。
「俺を作る? このマイクラのキャラってこと?」
『いいんじゃね?』
『滝の全体見てみたい』
『象徴的な感じ』
『サーバーの象徴』
ああ、この案はいいかも。確かに建物は時間的に作りづらいけど、俺なら作れそう。
「いいね。俺を作るか! この家建て終わったら全体見せるわ!」
地下を作ろうと思ったが、それは止めにする。ちょっと、俺のキャラの全体図をスクショして、どのブロックが合うか確認したいから。
「もし、夜配信で作れなかったら、明日もマイクラやって行こうかな。それとも、違う感じの配信がいい?」
リスナーさん達が見ていて楽しい配信にしたいので、ちょっと聞いてみる。
『夜配信に入れない人がいたら、『マイクラ』がいいって言う人も出てきそう』
『あー、格ゲーやりたい滝さんと』
『FPSもちょっと見てみたい』
「確かに、夜は入れない人がいたら『マイクラ』がいいって人出てきそう。格ゲーは今度やるつもり。FPSはちょっと待ってて」
格ゲーは好きなジャンルなのでやりたいと思っている。FPSは配信までの空き時間にやっているので、ちょっと考えたい。
『ホラーゲーはやらないんですか?』
1人のリスナーさんから、あんまし配信ではやってないタイプのゲームの質問が来たので、答えとく。
「ホラーゲーはあまり得意じゃないんですよね、好きなんですけど。俺自身、結構ビビリで、ビックリ系のゲームは下手なんですよ」
『以外!』
『ビビリなんだ。俺もビビリ草』
『ビビってるとこみたいw』
ホラーゲームが得意でないことを話すと、コメント欄が『ホラーゲーやって欲しい』で一杯になる。
だから苦手なんだって!
『どんなホラーゲーやったの?』
『それは気になる』
『バイオもダメ?』
「『バイオハザード』は少しビビる。わーとかきゃあああとか言って結構煩くなるかも。やったことあるゲームは『サイコブレイク』とか『ファイブ ナイツ アット フレディーズ』かな。後者は1作品目をやった。プライベートで」
ホラーゲームが、かなり煩くなる自信がある。急に出てきたりすると叫んじゃうし、暗い場面が続く場合は操作できなくなっちゃう。
こんな話をしている間に、2階まで建て終わる。1時間ぐらいで。3階建てにはもう少し時間がかかってしまうため、2階止まりにしようと思う。あとは、屋根と内装。
飛びながら屋根を作っていると、
『え? もう終わり?』
『爆破しちゃうよ?』
『でもまあ、出来はいい』
褒めの言葉2割、脅迫の言葉8割でコメント欄が埋まる。
「いいよ、やってみろよ! 爆破なんて怖くねーよ! かかってこいよ!」
ちょっと大きめの声で言う。
『不可決定』
『不可』
『もう不可しかない』
リスナーのコメントほとんどが『不可』の2文字。その他の言葉は『草』とか『www』とか。
………何笑ってんねん‼︎
家は未完成だが、不可の評価を頂いたので、家の周りにTNTを沢山飾っとく。
「爆破は後ほど。もう家作り飽きたし、俺のキャラの全体図でも見て、どのブロックの色が合うか決めよう」
まずは3人称視点に変え、俺のキャラを見てみる。
「どうよ、このキャラ。めちゃ良くない? 何がいいかってさ、特徴がないところ」
『www』
『草』
『それはただの人や』
『どこでもいるだろw』
「ふふふふふふ、『どこでもいるやろ』は確かに。渋谷のスクランブル交差点で信号待ちしてたら、両隣にいそうだもん。俺みたいな特徴がない人」
『スタバの隣席』
『あれ、俺もそんなに特徴ないから俺って滝だったりする?』
「スタバには絶対いる。滝が2人いるなら、そいつに配信任せようかな。なんって」
家作りを諦め、リスナーさん達とワイワイやっていると、タイマーが鳴り出す。
え、もう2時間経ったの?
部屋の時計を見ると、確かに2時間経っている。体感ではまだ1時間半ぐらいだったため、ちょっと驚き。
「タイマーもなったことだし、評価に移りたいと思います。その前にみんな集合!」
チャットでも集合を呼びかける。
数十秒後、30人無事に集まり評価をしていく。
「まずは1人目。誰からがいい? 自信のある奴は飛んで見せて」
4人が一斉に飛び出す。自信ありは4人と。じゃあ、
「1番早かった君の家を見せてもらおうかな」
シマシマ模様のリスナーさんがいち早く飛んだので、この人にする。
早速、リスナーさんの案内で家に着き、評価をしてもらう。
「まあ、俺は好きだな。木造建築の3階建て」
俺が作ろうとしていた感じの家なので共感が持てる。
『中入って』
『中のでき次第』
『中をみよう』
リスナーさんの言われるがままに中に入っていく。
さて、内装は………何もなかった。22階と3階の床は無く、階段さえ無い。
残念だな、これは多分、
『不可』『不可』『不可』
『不可』『不可』『不可』
『不可』『不可』『不可』
圧倒的に不可が多い。
これはもう、仕方がない。
「さて、評価をつけるリスナーさん達が、この家に『不可』をつけました。なので、爆破していくと思います。その前に、これを作った人は家の中ででジッとしていていください」
家の中に入ったリスナーさん。
「ええっと、これから家とこの家の製作者を爆破して行こうと思います」
『製作者も!』
『いや。仕方ない』
『責任持てってことだろう』
リスナーさんの言う通り。不出来なものを作ったら、作った人が責任を取っていただく。
「ケジメをつけなくては行けない。なので、中に入るリスナーさんの周りにTNTを置いてきてください」
チャットでは、中にいるリスナーさんだろう、『お、俺の責任ではない! 企画者の責任だ!』と呟いている。
「ふっ、やっておしまいなさい。29人の協力者よ、爆破の時間だ!」
29人が爆破のため、家の中や外にTNTを設置していく。
結構な威力になるのでは?
………まあいいか。
「はい、では、皆さん離れてください。サバイバルモードに移行します。中にいるリスナーさんは3、2、1の掛け声の後、自分で爆破してください」
爆破に巻き込まれないように離れ、カウントダウンをする。
3、2、1、ボォオオオン!
キルログがチャット内に流れる。
家があった場所には大きなクレーターができていた。
「整地は面倒いので、次いきましょう」
2人目
「こじんまりした小屋かな? ん、何『地下がある』おお、地下めちゃくちゃいいじゃん!」
『可かな』
『不可』
『不可』
俺はいいと思ったのだが、評価をつけるのは見ている側のリスナーさん達。
「俺は残したいとは思うんだけど評価は不可。爆破ね」
また1人、キルログに載る。
3人目
「え? すごくない! あの短時間で城作ったの? 大きくはないけど、いいじゃん!」
『優』
『優』
『可』
白色の城ができていた。2時間にしては良く作れたなってぐらい凄い。
「うん、これは俺も残しておきたい。評価は優が多いかな。って事で『優』」
4人目から25人目と順々に爆破されていき、残るはあと数人。先にあの城を見てしまったのが、行けなかったようだ。あの城は比較対象らしい。
26人目
「ドーム型の家か! こう言う家が現実にあったら、うわあ、とか言っちゃうんだろうな」
中もいい感じ。天井がガラス張りで、夜になると星が見えるようにしたらしい。
『可』
『可かな』
『俺は好きだよ、優』
「見た感じ、可が多いので『可』です。次いきましょう」
27人目
「うん、これは作りかけなのかな? それとも、もう誰か爆破した?」
所々、穴が開いていて家というよりか、廃墟だ。
「これは評価なしの爆破。やっておしまいなさい」
TNTをどんどん積み重ね、製作者に爆破させていく。
「次!」
キルログに目を向けずに次に行く。
28人目と29人目も時間が足らずに中途半端。28人目は大人しく爆破されたが、29人目は逃走を図った。
「殺せ、責任を取らせろ。命令だ」
29人目は逃走の末、追跡者に弓で射抜かれ死亡。
「さあ、最後のリスナーさんの家を見て行こうか!」
逃走し死んでしまった29人目も合流したところで、30人目の家を見に行く。
30人目の家には、事もあろうか俺以外の配信者の名前を飾ったパネルが屋根の上に付いていた。
『サキサキさん ラブ』と。
「おい、おいおいおい! ここは誰の配信部屋だと思ってるんだ? 滝のだぞ? サキサキさんの部屋じゃねーんだぞ? これは入念に爆破だ! 跡形もなく爆破していけ」
サキサキさんとコラボ配信してからチャンネル登録者数は1万人増え、16万人になった。多分、この人はサキサキさんとのコラボ配信を見て、俺に興味を持って、チャンネル登録してくれた人だ。だが、ここはサキサキさんの配信ではない。爆破だ!
『優』
『優』
『優』
リスナーさん達がなんと言おうと爆破だ。
『Souちゃんチャンネル : いい出来じゃん。優だな』
『優』
『優』
『聡太さんいるじゃん!』
「なんで、この人いんだよ」
聡太さんが見ているとは思わなかった。
「いつから居たんですか?」
『Souちゃんチャンネル : 最初っから』
しかも、最初っから。ずっとコメントも送らず、潜伏してたってことか。
「ええっと、聡太さんが見に来てくれて、『優』と評価をくれたそうですが、爆破していきます」
『ええええ』
『嫉妬か醜いぞ』
『サーバー権限か』
「そうですよ! サーバー権限で爆破は確定事項ですよ! さあ、大量にTNTをこの家に詰めろ! 特に屋根の看板にな!」
参加しているリスナーさん達は真面目に働いてくれる。
家の中にいるリスナーさんにとっては、愛するサキサキさんハウスを爆破されるのは苦だろう。でも、仕方ないのだ。
俺に喧嘩を売ったんだからな!
「爆破しろ!」
ボォォォッォォオオオオオン!
今まで見たことがないくらいの爆破が起きる。サーバーの処理が追いつけないようで、カクカクとゆっくり動いていく。
カクツキがなくなると、そこには今日1番のクレーターができていた。
『サキサキさん ラブ』の文字は言うまでもなく、跡形もなく散っていった。
「はははははははは! サーバー主兼配信者に喧嘩を売るからこうなるのだ!」
30人目の跡地を背にし、俺の作った家に戻る。
「さあ、やってくれ。覚悟はできている」
俺は自分が建てた家に着くなり、すぐさま家に入り、ジッと待つ。
評価は見なくてもわかる。さあ、さあ、かかって、
ボォォォッォォオオオオオン!
キルログに俺の名前が載る。死因は爆死だそうだ。
………知っとるわ!
リスポーンした俺は、俺の家の跡地に向かい、30人のリスナーさんと合流する。
俺と30人の家の評価は無事に終わり、1人も欠けることなく終わったのでよかった。
問題を起こす人も居らず、見る側のリスナーさん達も協力的で配信がスムーズに進んだと思う。
まあ、リスナーさん達の建設の出来が良かったので、見るのに時間がかかり、配信時間は少し伸びた。これは仕方がないだろう。
最後に、参加してくれたリスナーさん達と記念写真を撮る。
撮り終わったら、配信はもう終わり。締めの言葉に入る。
「今日、配信に参加してくれた30名のリスナーさんと評価をしてくれたリスナーさん、ありがとうございました。夜もね、『マイクラ』やって行こうと思うので、良かったら参加してください。それじゃあ、バイバイ!」
配信を切り、終わらす。
「あああっあ!」
腕を上に伸ばす。
配信後の1本に火をつけ、夜の配信について考える。
どんな風に見てる側も参加させようかな、と。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます