生きたいと願った日
高山 響
生きたいと願った日
高校生に上がって間もない頃自分は30歳になって死にたいと思ってた。
なにも残せず、人に嫌われて、罵倒されて死にたいと思って、でも死ぬのは怖くて……
だからタバコを吸えば早死出来ると思った。
ただ、22歳になった頃に死ぬのが怖くなった。
きっと守りたいものが出来たからなのだろう。
ただ、1度願ってしまったからには30歳で死んでしまうかもしれない。くだらないと笑われるだろう。厨二病みたいだと思われるだろう。でも、ただなんとなく、死ぬのが怖いと思ってしまった。
今でも仕事がある日だと一日に10本近くタバコを吸うのはきっとやめられない。
それはもう仕方ないことだ。
だから、タバコを吸いながら今日も明日も生きていられますようにと願うしかなかった
生きたいと願った日 高山 響 @hibiki_takayama
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