5ー16





 アリスが公演する公演館はアスタロトグループ社の縁がある建築会社『山本建設』の手配により、公演出来る事になった。




「まさか、2代目から電話が来るとは……この山本、驚きと嬉しさでバンジージャンプでも出来そうですわ」


「もう、あんたは良い歳なんだから死ぬぞ……てか、後継者に譲ったらどうだ?」


「ククク、そんな事をしたら、あんたはうちの会社を吸収しようと仕向けるでしょ?」


「フッ、まぁな。必要とあらば……するかもな」


「アハハ、恐ろしい人だ」




 建設会社『山本建設』の本社の社長室にアスタロトグループ社会長である俺と『山本』の社長である山本 哲夫てつおといる。


 山本 哲夫は、アスタロトグループ社1代目、つまり俺の親父の昔からの旧友であった。そんな山本さんは、親父の葬式にも来ており、顔見知りではあった。



 今は、競争相手だがな。



「本来なら館内外の警備員、スタッフなどはこちらでも用意出来ますが……」


「いや、人員はこっちで用意する。公演が終わった後の清掃はそっちが手配してくれ」


「……?」


 

 山本は、疑問の表情をしながら俺の方を見てきた。それはそうだろう。わざわざ、頼まず、自分で用意するんだから。



「それは、どうしてでしょうか?」


「貴方は知らなくても良い。こちら側の都合だからな」


「はぁ……」


「検索はするなよ?知ったら俺は貴方を含

め、この会社を潰しかねない」


「……!わ、分かりました」

(そこまでする理由があるのか……しかし、この公演になんの意味が?)



 山本は、俺が隠そうとする理由を知りたいと言う気持ちと知ってしまった後の怖さが相互し、とにかく関わらないようにしようと決めた。


 一通り話が終わった俺は、テーブルに置いてあった麦茶を飲み干してソファーから立った。



「俺はこれで失礼するよ。まだ、やる事があるんでな」


「分かりました。田島君……」


「はい、こちらへどうぞ」



 山本さんの秘書が部屋の扉を開けてくれた。俺は出た後、一通のメールが来た。



『何時に行く?』



 メールの相手は結衣であり、片手はポケットに入れ、もう片手でメールを返信した。







 俺が部屋から出た後、山本は執務机の上に置いてあった煙草に火をつけ、口に加えた。



「スーー……はぁ〜〜」



 何も考えず、木で出来た天井に向かって、肺から出た煙を吐き出した。


 扉を開けに行った秘書は、ハンカチで口元を押さえて苦そうな表情をしていた。



「社長、奥様から煙草を止めるようにと」


「分かっているよ……分かっているが、一本だけだ」


「はぁ……分かりました」



 いつもの社長に諦めた秘書の人は、持っていたタブレットを使い、仕事をしていた。多分、ワシの予定やらなんやらを試行錯誤しているのだと思った。


 そんな秘書君に話しかけるのは少し躊躇したが、そんな思いはすぐに消え、話しかけた。



「田島君……」


「はい、なんでしょうか」


「あの小僧……どう思う?」


「あの小僧とは、先ほどいらっしゃったアスタロトグループ社会長の黒崎様の事ですか?」


「あぁ、そうだ。当日小学生でもありながら、亡き父の跡を継ぎ、今の今まで経営している小僧を……お前はどう思う?」


「……そうですか」



 秘書の田島君は、タブレットの電源を消し、顎に手を当てて考える素振りをした後、言った。



「確かに黒崎様はお凄い方だと思いますが、齢17。所詮、高校生に過ぎません。なのに関わらず、未だ会長としての座にいるのかが不思議でしょうがありません」


「お前もそう思うか……小僧の父親は、何かと人を惹きつけるようなオーラを持っていた」


「ならば、黒崎様も……?」


「ワシはそう感じ無かったが、他はそう感じるのだろう。それとも役員共の弱音を握っているのか、はたまた、……か、だな」


「ともあれ、敵に回さない方が良さそうですね……」


「あぁ、ワシもまだ生きたいな。それに、バカ息子の再教育もせないかんからな。全く」


「あはは……まだまだ、社長には頑張って貰わないといけないですね」


「のんびりと隠居したいものだよ……」



 秘書は苦笑を浮かべ、ワシは不満げため息をつき、薄く煙が出ている煙草を口に加えた。



 





 とあるホテル。

 


 パソコンのキーボードが打つカタカタ音が部屋に静かに響いていた。打っている少女は、黙々と画面を見ていた。



 そんな部屋に、一人の女性が入ってきた。




「ベンガル、今のところはどうですか?」


「困難。公演館、周辺の防犯カメラのハッキングは難航状態」


「ハッキングが出来ないとなると……」


「推測。何者かによってジャミングされている」



 山蘭は驚きを隠せなかった。

 


 ベンガルは、己の戦闘能力は決して高くなく、その代わりにハッキングや情報収集などを得意としている構成員だ。


 はっきり言って、そこら辺にいるハッカーよりも高度な技術力を持ち合わせているベンガルがハッキング出来ない程のセキュリティか、それを邪魔する者がいる事に驚愕していた。



「予測。公演館の防犯カメラのセキュリティは2週間前までは、突破出来た」


「2週間前……?」


「肯定。複数のアスタロトグループ社の者が公演館に入っていくのをハッキングした防犯カメラで確認済み」


「ハッキングした防犯カメラ……今は見れないのですか?」


「肯定。その者達が来た日に、ハッキングしたすべての防犯カメラがジャミングされ、再ハッキングは難航」



 ベンガルにパソコンの画面を向けられた。


 パソコンの画面には、いくつかの枠があり、防犯カメラの映像画面だと予測できた。



「過去。2週間前の防犯カメラ映像」


「なるほど……」



 2週間前の防犯カメラ映像だと言われ、ベンガルは早送りし始めた。数秒早送りした時、ベンガルは画面を止めた。



「観察。この者達が言っていたやつ」


「胸に付けてるのは……やはり、アスタロトグループのマークバッチ」



 その続きも見せてくれたが、すぐにノイズが入り、砂嵐が画面を次々と襲いかかってきた。


 すべての防犯カメラが砂嵐になった途端、真っ黒な画面になり、すぐに一つのマークが画面を埋め尽くした。



「これは……」


「肯定。アスタロトグループ社のマーク。私はこれを挑発と受けた」



 怒っているのか、荒っぽくパソコンの閉じて、ホテルのベットにダイブした。



「このままでは、公演館に関しての情報が無いですね……」


「疑問。リーダーどうする?」


「取り敢えず、公演チケットは何枚得られましたか?」


「提出。応募で二枚。オークションで一枚。計3枚確保済み」


「流石、ベンガルです。後は誰が侵入するか、ですね」


「提案。ソマリは絶対にダメ。暴れて終わるだけ」



 ソマリは、うちの組織の暴れん坊。静かに侵入し、我慢できるとは到底思えない。だから、ベンガルは私に提案してきた。



「確かに、そうですね……。じゃあ、ジャムと私、それに貴方もです」


「驚愕。え……?何で、私まで……」


「しょうがないでしょう。ソマリは問題児だし、ニャン吉は着ぐるみですし」


「懇願。なら、二人だけで行けば良い。私はホテルの部屋で終わるのを待っている」


「ダメです」


「ぎ、疑問。どうしてそこまで……?」


「純粋に勿体ないからです。はい」



 そ、そんな理由で、と言う顔をしているベンガルに対して、私は少しため息を吐いた。



「勿論、冗談です。本当は、ベンガルが館内に侵入した後、防犯カメラルームに入り、ハッキングするーーのが、理由です」


「不満。私はここにっ!いるっ!」


「ダメです。この世は情報社会。アスタロトグループ社の者と戦闘になった場合は、有利に立つ為にも、防犯カメラの情報は必要不可欠」


「了解。しぶしぶ行く……」


「よし。後は、ジャムですが……あの人達は一体どこに行ったんですか?他の部屋を見ていなかったのですが」


「返答。ジャムは美容院。ソマリは「我慢出来なぁ〜い」と言って、どっかの暴力団に喧嘩売りに、ニャン吉は……そこで寝てる」


「ん?そこで……本当にいた」



 ベンガルが寝転がっているベットの横には、猫の着ぐるみを着たまま寝ているニャン吉がいた。


 明日が暗殺当日と言うのにも関わらず、チームのお気楽さに私は大きくため息をついた。



「はぁ……、ベンガル。今日の夜に全員集まるように呼びかけて下さい。明日の作戦内容を言い渡します」


「了解。リーダーはどこに行くの?」


「私は暗殺終了後の逃亡の手配をしてきます」



 そう言って、ホテルの部屋から出た。








 

 【アスタロトグループ本社・地下】



 ここは、表沙汰にはなっていない場所。壁はコンクリートで出来ており、外に音漏れがしないように防音仕様になっている部屋には、ジュースを飲む音が聞こえてきた。



「ニッシシ、またまたお馬鹿ちゃんが攻めてきたニャ〜」



 大きな椅子に一人の少女が座っていた。その少女の前には複数のパソコンのモニターがあり、その部屋にもパソコンのキーボードのカタカタ音が聞こえてきた。


 その部屋には護衛としているのか二人の男が入り口でおり、立っていた。その部屋にノックされ、一人の男は胸ポケットに手を入れ、もう一人の男はドアを開けた。



「調子はどうだ??」


「お?この声は……やっぱり、達也じゃ〜ん!」


「「会長、お疲れ様です!!!」


「あぁ、お疲れさん。すまないが話が終わるまで外で待ってくれないか」


「分かりました」


「何か有れば、お呼びください」



 シャチの護衛として手配した男二人は部屋から出て、この部屋には二人っきりとなった。


 男二人が出た途端、大きな椅子に座っていたシャチは俺に抱きついてきた。年は俺より上で、そのくせに小柄で体重は重くなく、軽かった。



「抱きつくな。暑苦しい」


「にゃはは、照れなくても良いのにぃ〜。お姉さんに甘えなさーい」


「照れてもないし、甘えたくもない」


「もぉ!照れ屋さんなんだから〜。クンクン……やっぱり、良い匂い〜」


「勝手に匂うな。変態か」



 ニヤニヤしながら匂ってくるシャチの頭を押さえながら抵抗した。


 こいつがただの他人ならば、ひっぱがしてそこら辺にポイっと捨てるが、こいつとは腐れ縁というか、面倒な仲なので、そんな事は出来ない。



「あれれ〜?そんな事、私に言って良いのかなぁ〜?」


「………」


「アスタロトグループ社のあんな事や、達也君のあんな事をボクは握ってるんだけどなー」


「……助けてやったろ」


「その分のお返しはしました〜っだ!」



 こいつは、俺がアスタロトグループ社を継いだ後、他国から逃げてきたところを助けた事があった。


 本人から聞くと、母国で名の知れた天才ハッカーであったが、政府の有力議員の賄賂、麻薬密入の手引きなどの情報を得た事により、追われる身になったのだ。


 なんとか日本まで逃げてきたが、追ってきたらしく、逃げ込んできたのがうちだったというわけだ。


 俺より背が低いくせに、上から目線で「ふふっん」と言う得意そうな顔をしているシャチにすこぉ〜しイラついたが、なんとか押し込んで我慢した。



「はぁ……分かった、分かった。降参しますよ」


「にゃはは〜!お主は、ボクの抱き枕になっとけば良いんだよ〜♪」


「そんな事より、今の現状の詳細を教えてくれ」


「りょ〜かいしやした!」



 俺は椅子に座り、膝の上でシャチが座る事となった。すっぽりと座れる程で、下を見れば、シャチの髪はボサボサとしており、目の下には隈が出来ていた。



「お前……風呂入ったか?」


「う〜ん?2週間は、入ってないね〜」


「………」


「あ、こらっ!体を浮かせるニャ〜!」


「今日は、風呂に入れ。お前用の部屋は用意してあるんだから」


「へいへ〜い。機会があれば入りますよー」



 脇を掴んで浮かせるのをやめて膝の上に座らせた。


 そして、再びキーボードを弄り始めた。仕事をやっている時のシャチは真面目なのだが、この性格を知ったせいか、いつもそうしないのかと、いつも思う。


 カタカタとキーボードを打っているシャチをボーッと見ていると、キーボードを打つ音が止まり、シャチがボソッと言った。



「あの〜……」


「ん?どした?」


「あまり、見つめないで貰えないでしょ〜か。いや!決して、気持ち悪いとかじゃなくて、恥ずかしくて……」


「それは、すまん」


「いやいや、私が気にしすぎたのかも知れないから……」



 俺はすぐにシャチから目線を逸らし、目の前にあるパソコンの画面を見た。



「今の現状は公演館を含む、約100メートル付近の防犯カメラは確保済み、だよぉ〜ん」


「怪しい奴や何度も見かけた奴はいないのか?」


「その前に、この防犯カメラ達は既に何者かによってハッキングされてたよ」


「まさか……」


「十中八九。達也君が思っている者達の一人だろうねぇ……天才聡明美少女であるボクでさえ、3時間は有したからなぁ〜」


「聡明?美少女?フッ、何なのとやら」


「……フンッ!」


「っ?!いってぇよ!」


「馬鹿にした罰だよぉ〜だ!」



 ふざけてきたので、ふざけ返すと思いっきり弁慶の泣き所を蹴られてしまった。こいつは、ハイヒールを履いているので余計痛みが倍増した。


 シャチは、少し不満そうにパソコンから視線を外し、俺の顔を見るように見上げてきた。



「いてて……それで、ブルーキャットの詳細を調べるように頼んでいた筈だが……」


「勿論、調べてますよ〜。まず、一人目。犯罪組織ブルーキャットのリーダーである山蘭」


「こいつは……」

(アリスが逃げた時、襲ってきた奴を仲介してた奴か……)


「この山蘭って人は元は裕福な家庭で生まれたんだけど、ご両親が酷い人でね。虐待やら暴力やらで、虐げられてきたんだ。そんな反抗的な判断で、ご両親を殺害。その後は、不明」


「両親を殺して、犯罪組織を立ち上げたのか……」


「そして、二人目。コードネーム『シャム』。どこで生まれ育ったかは不明。山蘭がブルーキャットを立ち上げた時にはいたらしく、ナイフのプロ」


「古参メンバーか。しかも、ナイフのプロね……」


「そして、3人目。コードネーム『ソマリ』。隠に潜み、隠から支える忍者の末裔らしく、それに見合わず、性格は戦闘狂。彼女が関わってきた暗殺は、家や建物を潰されているのが大半だね」


「忍者の癖に、性格が戦闘狂って……ある意味終わってないか?」


「4人目がコードネーム『ベンガル』。プロのブラックハッカー。戦闘などはあまり得意では無さそうだけど、頭脳に関してはピカイチ凄い。まぁ、私は勝ったけどね!」


「さらりとマウントを取るんじゃないよ」


「だってぇ〜、ね?」


「へいへい、これで終わりか?」


「あ、まだ、後一人。一人と言って良いのかは分からないけど、コードネーム『ニャン吉』。全身着ぐるみの構成員。多種多様なガスを操り、集団戦が得意だそうだけど……何で、着ぐるみ?」


「それは、俺もビックリだ。本当に構成員なのか?どっかのパークのキャラクターとかじゃないよな」


「うん……この人?匹?に関しては、何度も調べたけど、ブルーキャットの一員だね」




 パソコンの画面に出されたブルーキャットのメンバーの中で一人?一匹?だけ、猫のドアップが映っていた。



「こいつらは、公演館の周辺に来てなかったか?」


「調べてみたけど、それらしき人はいなかった。もう2週間前から念入りに調べてたんじゃないかなーってボクは思うけど」


「だろうな。相手には、お前が苦戦する程のハッカーもいる事だし、情報戦に関しては後手に回ったな」


「そうだね。でも、防犯カメラの所有権は取り返したよ?」


「あぁ、良くやった」



 頑張ったと言いながら、シャチの頭を撫でてやった。シャチは、嬉しいのか微笑みながら、足をブラブラと動かしていた。



「流石のボクも疲れたよ。24時間体制でハッキングされないようにしてたからね」


「それは、お疲れ様だな」


「お疲れ様だと思うんなら、ボクの肩叩きをしたまえよ」


「へいへい、りょーかい」


「うむ!」



 小柄な彼女の肩を痛くない程度、気持ち良い程度に肩を揉み始めた。天才といえど、人だ。病気になる事も有れば、怪我する事さえもある。


 まぁ、今回は肩こりだけど。段々と揉んでいくと、彼女は喘ぎ始めた。



「うぅ……あっ……んぅ…」


「そんなに気持ち良いのか?」


「マジぃ……気持ち……良い」


「なら、良かった。でも、喘ぐな」


「うぅ……、興奮……しちゃう?」


「………」(ガッ)


「いでででででぇ〜!ちょ、ちょい!たんまたんま!」


「変な事を言えば、お前の肩は一生肩こりをしなくなるぞ?」


「すすすいやせぇ〜ん!」



 痛さのあまり俺の膝から立ち、片腕をグルグルと回しているに対して、俺は椅子から立ち、部屋から出て行こうとした。



「うぅ〜。ボク、頑張ったのにぃ〜」


「引き続き防犯カメラの監視、管理をよろしく頼む。諜報部管理AIの産み親にして、アスタロトグループ情報全管理者殿」


「はいはぁ〜い。アスタロトグループ2代目会長さ〜ん」


「フッ、風呂に入れよ」


「言われなくても、入るよぉ〜だ!」



 俺の後ろで、舌を出してあっかんべぇ〜をしているシャチを無視して、部屋から出た。


 部屋の外には、シャチの護衛として手配していた男二人が俺が外に出は前に頭を下げ、膝に手をついていた。



「お前らも引き続き、あいつの監視と護衛をしろ」


「「はい!」」



 そのままエレベーターに向かおうと廊下を歩いていると、黒のジャケットの胸ポケットに入れていたスマホが振動し始めた。


 スマホを取り出して、電話相手の名前を見ていると【アスタロト関東支部長】と記されていた。


 電話に出て、氷宮から言われた電話の内容に俺は訳が分からなかった。





「はぁ?炎悟が正体不明の女に襲われただぁ?」








 そして、アリス公演日であり、アリス暗殺の日である明日を迎えた。








ーーー

誤字、脱字などが有ればコメントしてください。



作者☆

地元のうどんは、美味いですなぁ〜( ̄▽ ̄)

てか、書いているうちに気づいたんですけど、今回の話なげぇ〜なって、

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