第十四章 チート能力四天王の頂点に立つ者の章。

第1話 郷愁の念に耽ることもなく。

 満月の夜。


 超高層ビルの屋上。


 俺はポケットに手を入れて、立っていた。


 俺はにらむ。


 道着姿の禿頭とくとう巨漢きょかんを。


天周てんしゅうだったのか」


「フッ、そうだ、とでも、言っておこうか?」


「世界征服なんて、なぜたくらんだりした!」


「貴様に言ったはずだ。我は世界の頂点に立ち、この世界を導く者になると」


「俺が許さない」


「だったら、どうするというのだ?」


 天周てんしゅうが口端を上げて笑みを浮かべる。





「お前の野望を阻止そししてみせるッ!!! このチート能力でッ!!!!!」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る