　ズシャズシャジュグジュゴズシャ！

「ぐあああああああああああ！」

「うわああああああああああ！」

　師匠（鬼）は、俺たちの背後に立ち、残身（ざんしん）をとった。

「主（しゅ）よ。死（し）を謳歌（おうか）しろ」

「・・・なんだと・・・バタ」

「・・・すごい・・・バタ」

　俺と天周（てんしゅう）は、気絶した。

　数分後。

　パチリ。

「目覚めたか」

「・・・気絶したのか」

「峰打（みねう）ちだったけど、体は大丈夫？」

「すごい技でした」

「第六冥天威（だいろくめいてんい）の一技（いちぎ）―――――――夜十神（やとがみ）」

「それが、さっきの技ですか？」

「そうだよ」

「教えてください」

　師匠（鬼）は、俺たちを見る。

「今までの修行は基礎体力を鍛えた。これから、本格的な修行をする。肉体を限界以上に酷使（こくし）することを求（もと）める。それでも、強くなりたいかい？」

「ああ」

「当然だ」

「なら、これ以上、何も言わない。全てを伝える。しっかり、ついて来てくれ」

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