第10話 幼馴染で親友。
「・・・マナーに厳しい店だった」
『・・・・・・パスタは音を立てずに食べるなんて常識だろ?』
「でも、けっこう難しくない?」
『・・・・・・実は俺も苦手だった』
「でしょ?」
『・・・・・・スープも音を立てずに飲まないといけないんだけど、よく舌をやけどしたなあ』
「それ分かるわあ」
ボクは俺と世間話しながら、家に帰っている。
「アレスか、久しぶりだな」
「誰?」
「ルルガだ」
「知ってる」
「相変わらずだな」
「ルルガ、遠征から帰ってたの?」
「今帰ったところだ。予定より大きな成果がある遠征だった」
ルルガの鎧には細かい傷がたくさんついていた。
遠征の大変さを物語っている。
『・・・・・・誰だ?』
「この人はルルガ。ボクの幼馴染で親友だ。能力の高さを評価されて、史上最年少の
『・・・・・・そうか』
「アレス、一人でブツブツ何を言っているんだ?」
「ルルガの紹介」
「誰にだよ」
『・・・・・・俺だ』
「聞こえないよ」
『・・・・・・知ってる』
「さて、久々の再開だし、少し遅いが、一緒にメシでも行かないか?」
「いいね!」
やっぱりルルガは親友だ。一緒にいて楽しい。
「それじゃ、高級パスタのお店に行くぞ!」
「マジで!?」
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