第2話 運命の日と。運命の人

「デザートのアイスです」


 店員がアイスを持ってくる。


「うまいな」


「あら! アナタ、おいしいそうね。ウフフ」


 俺は普通の一般人。


 ついさっき嫁になった人が笑っている。


 通学中に抱き着かれた女の子と結婚して、レストランで昼飯しながら、結婚式はどうするか考えている。


 嫁はおいしそうにアイスを食べている。


「和式でする? それとも洋式?」


「トイレ?」


「結婚式」




「グハアアアア!」




 突然、嫁が血を吐いた。




「大丈夫か!」


 血に濡れたゼクシィが血に染まる。

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