第三章 輝かしき日常の日々の章。

第1話 ありふれた日常。

「やっほー」


「よう」


「好きッ!」


「やれやれ」


 俺は普通の一般人。


 俺に抱きついてきているのは、俺の彼女だけど、まだ知り合って5分ぐらいの人だ。


「婚姻届もらってきたよ。書いて」


「わかった」


「死んだって聞いたけど大丈夫?」


「なんとか」


「そっか」


「今日っていつだ?」


「スマホ見れば?」


「そうか」


 俺が死んだ日と同じ日だった。


 異世界で15年過ごしたが、この世界では時間は変わらなかったと考えられる。


 このまま市役所に行き、婚姻届を出した。


 俺は結婚した。

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