魔王討伐を女神様に頼まれましたが、俺はまだまだ未熟です~実は仲間がチートでした~

龍牙王鳳

プロローグ

チートな仲間達と冒険を!

「あああああ!!!!俺の夢見た異世界ファンタジーは……。こんなんじゃない……」


俺の名は石上ふみやいしがみふみや。このチートで溢れたパーティーのリーダーである。


今俺たちは、ひとつの世界を救おうとしている。その世界の名は――。


最強の魔王が君臨した【ラグナロク】。


「リーダー……。この数、いくら俺様が賢者様と言えど、全滅できねぇぞ」


「賢者様が、弱音吐いてる〜。私の治癒能力はまだ出番ないから、その辺で座ってるね〜」


「ふん。こいつらの攻撃まとめて、食らってやるぜ。俺の守りは世界一!!」


「はぁ……。なんで、チーターしかいないのにこんなきついんだ……」


今俺らは、首都【ゴースカイ】がケルベロスの大群れに襲われてると聞き、駆けつけた。


しかし……。数じゃ負けるかもしれないな。でも!俺だってやれる時はできるんだ!


「お前ら、呑気に言ってる場合じゃないぜ!召喚サモン!大天使ミカエル!」


『クオオオオオオ!』


「やっちまってくれ!」


『承知した。【オーバーストーム】世界最強の嵐


ものすごい嵐が俺らと、ケルベロスの大群れを包み込む。そして嵐は斬撃となりて、ケルベロスたちを切り刻んでいく。


「さ、さすがはミカエル様だな」


「女神でもあり、天使でもある彼女を使役できるなんて……なんど見てても驚きを隠せないわ」


こうして、俺たちは幾度もの街や村を救ってきた。だが、女神様をサモンできるようになるのはまた、前の話になる。

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