第144話 神経衰弱

末っ子王子様の、期待に満ちたキラキラ笑顔。

はいはい、じゃ始めようかね?

「僕もやるぞ!」

弟を見張ってんのかな?ほぼ、間を置かずやってくる。

「うん、座ってね」

車座の中央辺りでカードを混ぜる。

「広げてー、重ならないように広げてー、並べなくていいからねー」

ルールの説明。

「じゃ、始めるよー」

一番はお兄ちゃん。どうしても一番っていうから。

「これと…これ!」

ま、最初は合わんわね。はい、伏せて。

二番目、弟。

「んーと、これ、あ!これ!」

お、早くも揃う。続けて二枚開ける。続けては合わんわね。次はエーちゃん。

その後、エーちゃんとバンゴーで一通り開けてしまった。

その間に、兄弟で何組みか取っていく。

いかんな、これは。みんな記憶力いいんで、これでは遊びにならない。

「混ぜるよー」

「え!」

エーちゃんとバンゴー、ご苦労様。

させるわけ無いでしょ。記憶力勝負だけど、君ら記憶力良すぎなんだから。



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