ある所にお爺さんとお婆さんと僕が居ました
かまぼこ
プロローグ 必然か不運か
激しい後悔が、満身創痍の青山大空の身を襲う。僕が…鬼退治に行けば事は変わったのだろうか。無実の人間がここまで無造作に鬼に食われるなんてことは無かったのだろうか。それは想像を絶する程、綺麗な丸呑みだった。証明に辺りに血が一滴も見えない。
村の惨状を見ているうち、ダイアの右手の甲に雫が落ちる。
「なんで、泣いてんだよ僕。泣いてる暇があったらやれること探せよ」
そんなダイアの言葉とは裏腹に涙はとめどなくで続ける。
「泣くなよ…立てよ!出来ることしろよ!」
自分に言い聞かせ、再び立ち上がろうとした矢先、聞き覚えのない声がした。
「泣けよ」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます