2.カフェオレ
「本当にいいの?」
まだ寒さが残る春先。
ベッドに横たわる彼女に問う。
「いいの。君なら後悔しない。」
意を決したように彼女は言う。
僕は不安で仕方がないけど彼女がそう言うのだからきっとやり遂げるしかないのだろう。
「わかった。じゃあ、力抜いて」
彼女にとって辛いことかもしれない。
彼女が泣きながら目を覚ますかもしれない。
彼女は悔やむかもしれない。
そんな不安が頭を埋め尽くすけど
彼女自身が意を決したように僕も意を決して
彼女が眠りにつくのを見守った。
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