感想文100本ノック19.悪魔の||:ヴェリー:||交響曲《シンフォニー》 〜漆黒ノ天使と復讐ノ契約者〜/歌夛音よぞら

タイトル 悪魔の||:ヴェリー:|交響曲シンフォニー 〜漆黒ノ天使と復讐ノ契約者〜(連載中・14万8千字)

作者 歌夛音よぞら

https://kakuyomu.jp/works/1177354054893542879

注意 暴力表現あり


今回は、第一楽章 狂気のミュージアムまでの感想を書かせていただきます。


あらすじ

十六歳になると天使と契約する。「俺」は、天使との契約を「俺」の夢を叶えるために行いたい。「姉」の16歳の誕生日。姉は、天使と契約した。契約……とは、7本の槍で体を貫く儀式であった。「俺」は、信じたものに、大切な姉を殺された。そして復習を誓うのだった。グロ注意作品。


感想

タイトルから中二病が炸裂する感じのお話なのかと思ったが、姉弟の微笑ましいプリン争奪戦から始まり、なんとなくほっとした。

仲睦まじい姉弟が、楽しく暮らし夢を追いかけている。そういう話だと思わせたところから話は急に転落する。信じていたものが、夢だと追いかけてきたものが、とても凄惨な儀式であるという事に。頭は、真っ暗になり、顔は真っ蒼になることだろう。そのグロテスクで、苦しくなる描写が上手い。

家を出てからのお話も、グロ展開で途中で読むのが辛くなる程でした。が、とにかくえぐさが凄い。時間経過の描写、繰り返しの描写もとても効果的に読者を吸い込んでいく魔力がある。

キャラクターも、それぞれの狂気がよく出ている。

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