悪の枢軸
序章 夢想英雄
(1)荒野の英雄
男が一人、砂漠の中に腰
手入れをされていないのか
その官能的な眼差しは男を
だが、その誘いを
右手には黄金の剣。
装飾はない。
無骨にして完成されたその姿は、まるで男の生き方を現しているかのようであった。
「何の真似だ、主に
その
その先頭の影は穏やかに、しかし、重圧を以って男と
「貴様、何故争いを求める。何もしなければ
影の中で技力が
それだけで、この砂漠は消えてしまう程の力。
それを前に、男は微動だにもすることなく、
「答えはなしか。いいだろう、消えるがいい。
十数人の影を圧倒する
周囲の空気を
が、白昼夢は男の剣の前に消え、影は男の発した光の線によって
男は再び砂漠に一人。
「意志を貫くのであれば、
その跡には
確かな現実が
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