第135話
「でも…安藤先生には引き続き来ていただくわ。文系の大学を受けるにしても勉強は必要でしょ。それを受け入れてくれるのならママも認めるわ。」
正直、安藤先生は苦手だけど、ママが認めてくれるのならばその提案は受け入れようと思った。
でも、私はてっきり安藤先生は私に呆れて、もう私の勉強の相手などしたくないだろうと思っていたのだが、先生はそうでもないらしく、これからも私の勉強を見ていきたいと言っていた。
とりあえず頑張って勝ち取ったこの喜びを祖母に報告しようと、私は離れに走って行った。
「おばあちゃん、聞いて!私ね…。」
リビングのドアを開けると祖母が倒れていた。
「パパー、ママー!おばあちゃんが!おばあちゃんが!」
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