ラブ・ラフ ストーリー
桜琴(さこと)
脚本家・北川悦吏子
ロングバケーション
月9の恋愛ドラマ王道!通称、ロンバケ。
キムさまナンバーワンのハマり役!…だと個人的には思っている作品!
「ザ・キムタク!」な役と言えば、最近(2020年)の、才能あり!皆のリーダー!かならず決める男!…という感じがするが。
ロングバケーションのキムさまはむしろ真逆!
ピアニスト(だが、プロではなく音楽教室講師)。
才能がまだ表に出ておらず、
どちらかと言えば自信もなさげ。
優しい。
役名は瀬名 秀俊(せなひでとし)。
皆から「セナ」と呼ばれ、ドラマ内では、当時流行っていた「アイルトン・セナ」から、「アイルトン」なんて茶化して呼ばれていた(笑)
それはさておき。タイトルは
「何をやってもうまくいかないときは、神様がくれたながーいお休みだと思おう。」
と、言う意味だそう。
なんか素敵!
脚本家の北川さんのタイトルの付け方好き。
ロンバケの魅力は基本的に明るいところかな~?
いつぞや、脚本家の北川さんもこの理由で一番好きな作品だと言っていた(結構前のコメントな気がするので、今はNo.1作品が変わってるかもしれない)。
瀬名は主人公にしては、ちょっと控えめだけど、ヒロインの南(山口智子)は明るい。ドラマの1話冒頭でいきなり白無垢着て、瀬名の部屋(正確に言うと、彼女の婚約者とルームシェアしてた部屋)にいきなり来たり。その婚約者が他の女性と逃げて、モデルの仕事もなかなかうまくいかず、なかなかアンラッキーなヒロインではあるのだが。でも、明るい。演じる山口智子の魅力もあるのかな?と思う。笑顔が可愛い。いきなり瀬名の部屋に押しかける図々しさはなんとも言えないが、彼女だからこそそう感じさせない気がする。
私が大好きな名シーンは、1話にある。南の誕生日にハッピーバースデーの曲と後に「セナのピアノ」と呼ばれる曲をピアノを弾くシーン。ここは本当に泣ける!ひょんなことからケンカして、折り合いの悪くなった瀬名と南。瀬名は偶然見た南の履歴書から、その日が南の誕生日だと知る。出ていく南に、瀬名が部屋から弾く「セナのピアノ」。婚約者に裏切られた南にとって、瀬名が奏でるピアノが聞こえたとき、静かに「ありがとう。」と言う。ここで少しだけ、瀬名と南の距離が近づく。
特に大きな事件などは起こらないが、瀬名と南の会話劇が本当に良い。瀬名が誰かのためにピアノを弾くことを教えてくれた南。逆に南が辛いときに、優しく支える瀬名。連ドラと言う長い尺だからこそ、二人が徐々に心を通わせていくのがすごくいい。
脇を固める俳優も、今考えると豪華。
竹野内豊、稲森いずみ、松たか子、りょう。ゲストで広末涼子も出てました!
主題歌の久保田利伸の「LA LA LA LOVE SONG」も名曲!
OP映像で、瀬名と南の二人が別々の方向から歩いてきて出会うとこ、歌の最後に二人が背中合わせでじゃれ会う?シーンも可愛くて好き!この曲=ロンバケと言っても、過言ではない!
ロンバケの魅力を語ればキリがないので、見たことがない若い人こそ!見てほしい!もちろん、当時見逃した方も!
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