第13話 仕事

フェルトが仲間に増えたのはいいが、そろそろお金がなくなってきた。職探しをしようとまたまた村へ向かった。


ぼくの目当ては、フェルトを引き取ったところの、手伝いだった。


「すみません、誰かいませんか?」


声をかけるとすぐに、


「はーい、ちょっと待ってくれ。」


と返事が来た。


そして昨日の男が来た。


「おお、あんたは昨日の!どうしたんだい?」


「いや、その、此処で働かせてください!」


ぼくが勇気を出して言うと、


「はっはっは。お前さんがそう来ると思っていたよ!」


といって、すぐに許可を出してくれた。


そして、仕事の説明などをたくさん聞いた。特別に、犬と少女も来ていいそうだ。


一日の給料は、銀貨1枚。僕の感覚だと、5000円くらいだったみたいだ。


仕事内容は、主に動物たちの世話、掃除などといろいろと、やはり雑用だった。


でも動物と毎日もふもふできるなら構わない。


説明を聞いて、明日から仕事が始まることになった。


とりあえず家に帰って、説明しないといけない。


「ただいま」


「おかえりなさい!」「わん!」


返事をしてくれる人がいるっていいな。と思いながら、説明を始めた。


「明日から村に仕事に行くから、一緒に行かないか?」


そう提案すると、「いくいく!絶対行きます!」「わん!」


と大賛成してくれた。今日はいいことがあったなと思いながら、日課の家の掃除を始めた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る