第22話 Fate


お別れだね


そんなに泣かないでおくれ Honey boy

つらくなるじゃないか


時がきた

ただ それだけのこと

そうだろう?


私達は愛し合い過ぎた

世界の果てを目指して走るレミングみたいに


手を握り合って

肩をぶつけあって

魂を捧げ合って

疾走してきた


だから こんな所まで辿り着けたのさ


さあ 固く繋いだ手を離そう


長い間繋いできたから

私の手は 

もう おまえの手のようだ


おまえの手は

私の手のようだろう



星が 降るようだね・・・



生まれ変わっても

私達は

必ず互いを見つけるだろう


探し合い惹かれ合い愛し合い

そして 

今日のように別れるだろう

それほどまでに愛し合うだろう



さだめなのさ

知っていたろう?


ごらん

夜間飛行が行くよ

ひとりで 行くよ・・・





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